ギブソン...。

一般的にマーティンはオールマイティーに使えて上品で繊細、ギブソンは荒削りでロックに似合うと言うイメージがあるようですね。

僕も以前はどちらかと言うとマーティンが好きでした。
これは勿論、アコギを弾き始めるきっかけになったアルフィーの坂崎さんの影響が大きい(・・・と言うか殆ど)です。
坂崎さんはライヴではエレアコでもレコーディングではマーティンと云う事が多く、当時聞きまくっていたレコード(時代ですなぁ...)から聞こえていたアコギは殆どがマーティンだった訳で自然と憧れはマーティンになりました。一度だけマーティンを手にしたことがありますが...僕には高級過ぎて馴染めず。

その間、ギブソンに目がいくことはなかったんですが...。
昨年の8月にそれまで使っていた12弦のエレアコのピックアップが不調になったとき、代わりの12弦を探していて出会ったんですねギブソンに。
その時にはメーカーにこだわらず色々試して見たんです。マーティン・ギブソン・テイラー・ギルド・国産メーカーなど。
・・・で、一番音がしっくりきたのがギブソンのスモールボディーサイズである今のNATURALメインギター(B-25-12)です。

やはり楽器は一度馴染んでしまうと増殖してしまうようで...(笑)

6弦も欲しくなって、すぐに不要機材を整理して日本限定で復刻販売されたCF-100Eと言うエレアコの元祖とも言えるギターも入手してしまいました...(^^;;

ジャンボタイプのボディーとは少し違って、スモールサイズのギブソンアルペジオ弾いてもストロークしてもバランスが良く(マーティンとは全く違いますが...)、歌の全面に出過ぎることはなく適度な音量とちょっとだけブルージーな感じを醸し出してくれます。
僕が買ったCF-100EはP-90というエレキ用のマグネットピックアップ(シングルコイル)が搭載されているのでエレアコとしても使えますが、その音色は現代のエレアコとは違い中低音域が強く高音が抑え気味なので、むしろフルアコに近い感じかもしれません。
また、ピックアップの特性上、普通のアコギ弦では集音が難しいのでエレキ用の3弦が巻弦になっているニッケル弦(ジャズ向けの太めの弦でアコギのライトゲージの太さに相当)を使用しています。

一度コピーバンドでも使って見ましたが、高音の抜けが弱いので他の楽器に埋もれやすく、どちらかと言うとNATURALの方が使用用途がありそうです。
6弦に合いそうなオリジナル曲が出来たら試して見ようかなぁ。

By さいとぉ