おじいさん

私(うっちゃ)が今朝、なにげなくいつもと変わらず、自転車で家を出て駅に向かった。近所のおばさん2人に軽く挨拶をして。すると何かあたふたした様子だった。変だなぁ、何かあったのかなぁと思っていて自転車をこいでいた。

すると家からわずか200メートルくらいのところでおじいさんが仰向けになって倒れているではありませんか!!!杖は転がり、目は閉じたまま。慌てて自転車から飛び降り、「大丈夫ですか!!」と駆け寄る。私の左手は、無意識のうちに携帯電話をつかんでいた。「意識はあるのか?!救急車を呼ばなくては・・・」などと私は脳みそをフル回転させていた。
すると私の問いかけにおじいさんは、「ウ〜ウ〜」と唸っていた。「良かった!!意識は、ありそうだ。」こういう時は、いきなり起き上がらせると頭によくないと思い、ゆっくりと膝枕で頭を浮かせてあげた。しかしこれが意外と重い!!おじいさんも力がない上、体力の消耗が激しく腕もだら〜んとしていた。

そうこうしているうちに、先ほどのおばさん2人も到着した。ビックリしている様子。しかしすぐに前の家の玄関を2人して「すいません!!どなたかいませんか?!」と玄関のドアをドンドンと叩いてくれていた。私は、おじいさんの意識を確保するために、話しかけていた。「散歩していて転倒したんですか?痛いところはありませんか?」などと。

そして、その家の50代くらいの体格の良い息子らしき人が、まだ寝起き風なボサボサ頭を手で掻きながら面倒くさそうに出てきて、「ハァ〜またか〜」などと言いながら。どうやら、今回が初めてではなさそうな雰囲気だった。男2人で何とかおじいさんを立ち上がらせた。

ホッと一息ついて、ふと我に返った。あっ、いけね!!会社行かなくちゃ!!
自転車を全力でこいで駅へと向かった。

その後、おじいさん大丈夫だったかなぁ・・・ 気になる。

Byうっちゃ